それでもなかなかお金がかけられないのは
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- 執筆 :
- 2013-5-9 5:30
「人の差別化がいいことはよくわかった。でもなかなかそこにお金かけられないんだよね...」
その気持ち、よくわかります。
社員教育にお金をかけても、成果が出るまでにとても時間がかかるからですよね。
たとえば、新卒を採用したとしたら、独り立ちして利益を上げる社員になるまでには数年かかります。
一般的に即戦力を期待して採用する中途採用とて、すぐに成果を出すのはなかなか難しいものです。
社員教育をやってもすぐに成果が出るわけではない、人の成長には時間がかかるから、経営者サイドとしては、どうしても優先度が下がってしまい即効性のあるところに目が行くのはある意味で理解できるところです。
でも、地道な社員教育で自社の社員を成長させることができれば、他社は簡単にマネすることができません。
逆説的ですが、人の成長には時間がかかるから、社員のレベルをボトムアップすることができれば、そのこと自体が大きな差別化のポイントにすることができるのです。 ただし、そのためには地道に持続的な取り組みが必要になります。
「今年は利益があまり出ていないから、教育研修は少し絞って…」などということではなく、会社が厳しい時でも社員教育は継続していくことで、ようやく現状維持が可能になることを忘れてはなりません。
優秀な人材を採用しなくてもいいんです。 普通の人材を採用し、社員教育で鍛えれば。 そんな普通の人材が成長して活躍してくれれば、企業の継続的な成長のための大きなエンジンになってくれます。
その頃には他の追随を許さない会社になっているでしょう
本日も最後までおつきあいいただきましてありがとうございました。
「人」それは唯一 感情を持つ経営資源です。
ガイアFP社会保険労務士事務所